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油屋本舗

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元潤滑油 専門職(※守秘義務多々あり)が、皆さんの知らないオイル/添加剤の本当の話/真実/裏話を語ります。

 

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■EVO.4STオイルシーリーズ#65の価格決定のご連絡

■EVO.4STオイルシリーズ#65の価格を決定いたしました。

8月に急ぎリリースしたEVO.4STオイルシリーズ各#65ですが、ようやく価格(標準希望小売価格)を決定いたしました。

(基油が発注する度にドラム(200L)単位になって来ましたので、とにかく基油/基剤の在庫負担がかなり辛いんです。その上、購入単位をドラムまで上げているのに、発注の度に、20~30%単価UP(▲こちらには交渉の余地無し)していますし、スチール缶の単価が50%もUPしてしまったのが強烈に痛いのが実状です。ギリギリの価格に抑えるのに悩みに悩んでいたため、リリース/アナウンスが遅くなってしまいました。)

●EVO.4TRR65(4L)   ¥49,000-(税抜き)
●EVO.4TRR65(2L)  ¥26,400-(税抜き)
●EVO.4TRS65(4L)  ¥30,300-(税抜き)
●EVO.4TRS65(2L)  ¥17,200-(税抜き)
●EVO.4TSS65(4L)  ¥22,000-(税抜き)
●EVO.4TRS65(2L)  ¥12,300-(税抜き)
●EVO.4TSEC65(4L) ¥30,300-(税抜き) ※既リリース済み
●EVO.4TSEC65(2L) ¥17,200-(税抜き) ※既リリース済み

リリースの契機は、輸入オートバイ/輸入四輪車の多くが、#65ぐらいの高粘度油でないと対応できないケースがかなり多くなってきたからです。

輸入オートバイですと、ドカティが顕著のような印象です。
メーカー指定油の性状がかなり悪いことに加えて現行の高濃度バイオエタノール配合ガソリンの影響が大きい上、どのユーザーさんもオイルをオーバーユースされている傾向が高いので、
ストリート車両の50%、レーシング車両だと80%近くが、もう#50粘度では要求粘度を下回ってしまうような印象です。

また、ドカティのレーシング車両の多くが「PISTAL社」のピストンを選択されているケースが多いようなのですが、このピストンのピストンリングが異常なほど張力が弱いようで、(確かにフリクションはかなり低減されますが)シール性がほとんど認められないほど低すぎます。
強烈にブローバイNox酸化を食らいますので、オイルが(皆さんが想像されている以上に)保ちません!
(>弊社EVO.4TRR55で、有効ライフが1/3ぐらいまで落ちますので、一般市販油でしたら、レーシングユースで10分と保たないと思われます。)

これが、決定的なリリース契機になりましたね。

輸入四輪車ですと、空冷ポルシェ車が、同じく#65まで粘度を上げないと対応できないケースが多いようです。

964ポルシェの場合、出荷時ファクトリーフィルが15w40でしたから、年式の古さもあって、どうしても高粘度を選択しないと対応できないコンディション車両がかなり多いようです。
(弊社ユーザー様では、#55/58で十分対応できている方も結構いらっしゃるので、あくまで大がかりな部品交換を含めたOH>エンジンコンデション次第なんでしょうね。

空冷ポルシェについても、現行ガソリンが原因と思われるエンジントラブル(>シリンダー/ピストンの磨耗やスカッヘング)がかなり多発しているようですので、粘度だけでなく、対エマルジョン性の高い性状油が必須だと考えています。

4輪車に関しては、#65をラインナップしたことで、
・フェラーリ
・マセラティ
・アストンマーチン
・BMW M3/M5/M6
などの車両もカバーできると思われます。


■その他解説

●有効ライフ:EVO.4STオイルシリーズ各#55/58とほぼ同じ

(一部輸入四輪車を除き)あくまでエンジンの設計粘度が#40or#50の車両/エンジンに対ししての使用になりますから、粘度を上げて帳尻を合わせたとしてもあくまでエマージェンシー的な使用になると思います。
粘度を上げた分ピストン⇔シリンダーのシール性が向上しますので、その分シール性が上がる>ブローバイNox酸化の影響は下がりますが、ベストコンディションの状態からすればまだまだブローバイNox酸化の影響は大きいので、

・現状のエンジンコンデションが軽微>ほぼEVO.4STオイルシリーズ各#55/58と同等。
・EVO.4STオイルシリーズ各#55/58の有効ライフを下回る>エンジンコンデションがかなり悪い。
上記のように考えていただきたいです。

※EVO.4STオイルシリーズ各#55/58の有効ライフを大きく下回る場合は、覚悟を決めて、大がかりな部品交換を含めたフルOHをされるか、その車両(エンジン)自体を諦める方が良いと思われます。

●ご購入は、ユーザーさん主体で!

ショップさ経由での手配ですと、元々の(油脂類に対しての)知識不足や保身等から、話しが進まないことが大半です。
(ましてや、弊社は知名度が低いですからね。)

ご使用(ご購入)を検討される際は、あくまでユーザー様が主体で話しを進める方が良いと思います。
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Comments

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Re: タイトルなし 
> メーカー指定油の性状が…とはシェルアドバンスのことでしょうか?最近モチュール300Vから指定のシェルアドバンスに戻しましたがあまり良いオイルではないのでしょうか?

コメントいただいたことを、すっかり見落としておりました。
申し訳ございませんでした。
 
輸入車の指定油/推奨油に関しては、4輪と2輪を切り分けて見た方が良いです。

分かりやすい例ですと、
4輪輸入車でドイツ車の場合は、エンジン油に限らず、そのメーカー>その車両>その対象箇所に対して、細かくメーカー規格を定めていることが多いですよね。
最低限の基準をきちんと指定していることになります。
(エンジン油に関しては、このメーカー規格は、あまり大したことではなく、この基準をクリアできるのは当たり前レベルなんです。>それだけ酷いレベルのエンジン油が多いってことだと解釈していただければOKです。)

2輪輸入車の場合は、このレベルすらかなりアバウトで、
最低限の性状性能をクリアしている製品を推奨油/指定油にしているって内情ではなく、政治的な(≒メーカーに対するお金的な)事情に依るものじゃないかと想定しています。

ご質問の対象車両>メーカーは、おそらくドカティだと想像しますが、
そうゆう意味で、五十歩百歩っていうニアンスになります。

(ただ、前モデルの300Vがかなり問題のある(≒入っているだけでトラブルの原因になる)配合処方でしたので、それ以外の推奨油/指定油に変更されたことは良かったと思いますよ。>※現行の300Vは、アナウンなく基油部分の配合処方が変っているようで、前モデルのような深刻な問題は生じないようです。)

エンジン油の善し悪し(※それ以前のレベルを含めて)は、
1)問題があるか否か
2)SRV試験機での、「低μ値」「μの推移」「磨耗量」
これが、まず第一の基準になります。

そうゆう意味では、
まず、エンジン/ミッション同潤滑のオートバイエンジンに対して、SL規格油っていうのは、かなり問題があると思うんです。
>SL/SN規格を遵守しているなら、物理的にロングライフにできません>Max1000kmが限界ですから。
二つ目のSRV試験値からすると、どれもハイμ(0.15~0.18)ですし、μの推移(≒有効ライフの長さ)/磨耗量も、僕らからすると、まったく評価できないレベルだと思います。

今回の例に限らず、オイル専業メーカー品の一般流通油は、どれも旨くないレベルしかない(<少なくても、現職時代に散々SRV試験掛けましたが、「良好」というレベル品は1%もなかったと記憶しています)んですよね。
Re: Re: タイトルなし 

> そうゆう意味では、
> まず、エンジン/ミッション同潤滑のオートバイエンジンに対して、SL規格油っていうのは、かなり問題があると思うんです。
> >SL/SN規格を遵守しているなら、物理的にロングライフにできません>Max1000kmが限界ですから。

打ち間違いがありました。

×SL/SN規格を遵守しているなら・・・
○SM/SN規格を遵守しているなら・・・

承認待ちコメント 
このコメントは管理者の承認待ちです
Re: タイトルなし 
> 丁寧な回答まことにありがとうございます。
> 車両はご察しの通りドゥカティの水冷ツアラーモデルになります。
>
> オイルの指定粘度は15w-50で走行5万km、
> 年間走行距離は1万km程度です。
> タスクオイルのラインナップから
> 最適なものを選ぶとすれば
> どのモデルのどの粘度になりますでしょうか?
> 推奨交換サイクルも合わせてお知らせいただけると幸いです。

装走行距離が5万kmとなると、ストリートユースであっても、#50(15w50、20w50など)では、もう少々難しいと思います。
弊社オイルなら、#65が無難だと思います。

グレードが3種類(EVO.4TRR/4TRS/4TSS)ありますが、
EVO.4TRSを基準に検討していただければと思います。

上位グレードになればなるほど、走行パフォーマンスが向上しますし、有効ライフも長くなりますので、実のところは、上位グレードになればなるほど費用対効果(いわゆるコスパ)は向上します。
ストリートユースの方でも、4TRR一点買いの方もかたもいらっしゃれば、4TSSでも十分すぎると評価いただくことも多いです。

ちなみに有効ライフは、
・EVO.4TRR65>13000km or 26ヶ月
・EVO.4TRS65>10000km or 14ヶ月
・EVO.4TSS65>7500km or 12ヶ月
になります。
↑ちなみに、新品未使用状態の50%落ちが維持できるのが、という表記になります。(>使い倒してでの有効ラフではありませんので、誤解無きようお願いいたします。)

余談ですが、(ドカティ推奨油/指定油を含めて)一般流通品(全合成)ですと、
ドカティの場合(オイル容量/クーリング性など加味して)、3000kmが使用限度です。>このタイミングですと、新油未使用の80%落ち以下の状態ですので、少なからずエンジンにはダメージが及ぶと思います。)
大事にされたいのなら、2000km交換指定をお勧めしますね。
(メーカー指定交換サイクルは、確か5000kmとなっていたと記憶していますが、夢のまた夢という感じです。)
承認待ちコメント 
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プロフィール

佐式

Author:佐式
Racing TaSK レーシング タスク/有限会社オフィスタスク 代表の藤野隆司です。

皆さんが、日頃見聞きすることはない/できない情報を提供することで、少しでもお役に立てれば!という思いから、「油屋本舗」を開設いたした次第です。

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