油屋本舗

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元潤滑油 専門職(※守秘義務多々あり)が、皆さんの知らないオイル/添加剤の本当の話/真実/裏話を語ります。

 

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NUTECからTaSKにスイッチするとクラッチが滑ることがある

先日、長年の弊社性ユーザー様件(これまた)長いお付合いの友人の方へ伺った際、NUTEC社オイル(4STオイル)から、弊社TaSK4STオイルシリーズに変更した際に、かなりの頻度で、湿式クラッチ(オートバイ)の滑りを生じることががあるとの情報をいただきました。

このままですと(≒何もアナウンスしないと)、弊社オイルに問題があるのではないか?と誤解されてしまいますから、こちらにあるそれぞれの性状情報を考査してみました。

(詳細な成分/性状/配合処方データ(≒いわゆる「バラケデータ」)は、大手石油元売り系研究所に既にあったことを記憶していますが、現在では目を通せる立場にはありませんから、自分のスキル/キャリアからの考察となります。といっても、具体的な配合基剤名や配合量(ppm)以外は、そんなに外していないと思います。)

■原因/理由

結論から言うと、もちろんTaSK4STオイルシリーズに問題はありませんし、NUTEC社オイルにも大きな問題はありません
ただ、NUTEC社オイルの配合処方がかなりユニークなため、わずかな残油に弊社オイルに対してコンフリクトを生じてしまう(=悪影響を及ぼしてしまう)だけのことです。
その症状は、湿式クラッチに集中してしまうということです。

誤解無きよう言っておきますが、NUTEC社オイルには、(塩素化パラフィンその他のような)問題のある基剤(添加剤)は、まず間違いなく配合処方されていないと思われます

配合処方の手法が、一般的なセオリーからかなり違っている/離れているということですね。
(弊社オイルは一般市販品との性状性能差が大きすぎますから、さも配合処方が特異と錯覚されがちですが、実は、全く一般的なセオリー通り、正確には、一般的なセオリーの延長上にあるに過ぎないんです。意外でした?)

※詳細な部分まで解説してしまうと、NUTEC社オイルに対してマイナスのイメージを持たれてしまう可能性がありますから、詳細な説明/理由については、弊社4STオイルシリーズユーザーでオートバイユーザー様に限定して、直接メールにてご案内させていただきました。
(その点は、あしからずご理解願います。)

■対応方法(※オートバイ湿式クラッチ車のみ)

NUTEC社オイル(4STオイル)から、初めて弊社TaSKオイル(4STオイル)にスイッチされた場合は、必ず!以下の作業を徹底して下さい。

●①必ず「ワコーズ エンジンフラッシングオイル」で、オイルフラッシングを行なって下さい。
※オイルフラッシングは、上記製品以外は、原則使用しないで下さい。


●②オイルフラッシング後は、必ず、新品のオイルフィルターに交換してください。

●③※「クラッチプレート」&「フリクションディスク」を、必ず、新品に交換して下さい。

※クラッチの滑りが発生してしまうNUTEC社のオイル(製品名/粘度)は、絞り込みができていません。(試作品も含めてランダムな状況で発生してしまうようです。)
(いわゆるグローバルフィルの)NC××シリーズでも、インターセプターシリーズでも、試作品/テスト品でもと、ランダムな組合わせでも発生してしまうようです。
(原則)一律に、NUTECからTaSKに変更した場合は、NUTEC社4STオイル全て、とお考え下さい。

■その他への影響は?

オートバイでも湿式クラッチ以外の箇所や、2輪車/4輪車全般に、何らかのコンフリクトが生じないか?という懸念があると思います。

結論から言うと、湿式クラッチ(>※特にフリクションディスク)以外へのコンフリクトは、ほとんど生じないと思われます。

正確には、初回時のみ&初期のみ、10%~(最大でも)20%程度の性状性能ダウンが予想されますが、前油がNUTEC社製に限らず、どの他社製品であっても発生します。これは、どうしても避けられないことです。

特に、TaSKオイルは、かなり緻密で高度な配合処方をとっていますから、どうしても初回時のみの性状性能ダウンは避けられないのです。
(平均的な一般市販油ですと、無視して良いレベル/性状ダウンだと思われます。)

ただし、10~20%程度の性状性能ダウンですと、体感フィーリング差は全く感じられないでしょうし、動力的なパフォーマンスも、かなり高い負荷/加重が掛かった条件下でようやく差が生じる程度だと思われます。
また、この性状性能の低下も、あくまで初期段階だけで、ある程度走行したタイミング(≒いわゆる「オイルのナラシ」が終了したタイミング)で、ほぼ元の設定性状性能に戻ると思われます。
ですから、ほとんど無視していただいて構いません。
この点は、ご安心下さい。

あくまで、湿式クラッチ(※特にフリクションディスク)に対してのみ、オイルフラッシングや新油(TaSKオイル)の清浄/極置換が追いついていない/追いつかないことによる事象になります。

(こういったケースはレアケースだと思いますが、その他の一部市販油でも症状が発生する可能性があると思われます。今回のような事象が発生しましたら、弊社までご連絡頂けますと幸いです。)
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佐式

Author:佐式
Racing TaSK レーシング タスク/有限会社オフィスタスク 代表の藤野隆司です。

皆さんが、日頃見聞きすることはない/できない情報を提供することで、少しでもお役に立てれば!という思いから、「油屋本舗」を開設いたした次第です。

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