油屋本舗

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元潤滑油 専門職(※守秘義務多々あり)が、皆さんの知らないオイル/添加剤の本当の話/真実/裏話を語ります。

 

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油温の重要性

エンジン関係には、様々な温度を計測できますし、実際レース関係だと、それを基準に管理しています。

その中でも、水温、油温は、(皆さんもご存知の通り)最も重要な項目の一つです。

(この辺は異論がないといいますか、ごく常識的なことですよね。)


■油温と水温はどちらが優先されるの?

この2項目はどちらも重要なんですが、あえてどちらが優先項目かと言えば、油温が優先なると考えています。

(2輪/4輪問わず)高負荷が連続するレース関係の場合は、特に油温管理が重要になるはずです。

理由は、両者の温度推移の変化/関連性にあります。

STEP:1 始動直後から油温がある程度上がるまで(85℃±5℃ぐらい)までは、水温が先に上昇していきます。
STEP:2 油温が安定(≒適正油温)以上になると、水温の上昇率よりも、油温の上昇率の方が早くなっていきます。
STEP:3 ある程度負荷が掛かり続ける状態では、油温の上昇に引っ張られるように/引き摺られるように水温が上昇していきます。
STEP:4 高負荷条件下で使用し続けると、水温は約110℃で止まり(※この状態だとデジタル表示計ですと「Hi」とか「文字化け」の状態になっていることが多いと思います)ます。圧が掛かっていますから、それ以上は上昇しません。>その後、冷却水が噴き出す(≒オーバーヒート状態)になります。
油温は、この状態でもどんどん上昇していき、そのエンジンによっては、150℃近くまで上昇してしまうこともあります。

ですから、水温の上昇は、油温を少しでも低く安定させることで抑えらるわけです。

油温を下げることは≒水温の上昇を抑えることになるんです。

このことは、レースのように連続した高負荷下で使用される場合、より重要になります。
また、油温低下(安定化)を行なう場合、水温低下(安定化)よりも、手法的にも/コスト的にも遙かに安価に抑えられます。

ですから、「油温と水温は(強いて言えば)どちらが重要か?/優先されるのか?」と言う話しは、「どちらも重要だが、油温が重要/優先」というのが、自分も含めて一般的な考えになると思います。

(油温低下/安定化の手法な関する話しや、水温低下/安定化の手法や油温対策との比較の話しは、また別項で説明するつもりです。)
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佐式

Author:佐式
Racing TaSK レーシング タスク/有限会社オフィスタスク 代表の藤野隆司です。

皆さんが、日頃見聞きすることはない/できない情報を提供することで、少しでもお役に立てれば!という思いから、「油屋本舗」を開設いたした次第です。

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