油屋本舗

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元潤滑油 専門職(※守秘義務多々あり)が、皆さんの知らないオイル/添加剤の本当の話/真実/裏話を語ります。

 

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オイルの交換サイクル>オイルの劣化のタイミング/状態

■オイルの交換サイクル>オイルの劣化のタイミング/状態

次に、「オイルの劣化のタイミング/状態」、それぞれに対する補足説明をしていきます。

「オイルの劣化のタイミング/状態」は、大きく分けて4段階と考えています。
(まぁ、これは人それぞれだと思いますが、「オイル交換の(実際の)タイミング」とエンジンへの影響を考えると、大まかにこんな感じで良いと考えています。)


※新油(未使用)を100%として、それぞれ何十%落ち≒トータルで何%状態を維持しているか?をもって説明していきます。


●STAGE1:~70%(≒新油未使用の70%以内の状態≒新油未使用状態から30%以内の劣化の状態)

この状態ですと、実質、オイルに劣化は生じていない状態になります。つまり、エンジンへのダメージは最小限に留まるタイミングになります。
このタイミングで、オイル交換しても、オイル交換後のフィーリングの変化(向上)は、ほとんど(全く)生じないタイミングになります。
エンジンを少しでも大切にしたい/いたわりたい/長持ちさせたいとお考えの場合は、ストリート/レースユース問わず、このタイミングでのオイル交換が必須となります。
(※一般市販油を使用している場合は、ストリートユースであっても、かなり短いサイクルになります!)

※特にレーシングユースの場合、「壊れてから直す」≒「壊れてから直すのは絶対のタブー」≒「壊れてから直すのは一番恥ずかしいこと」ですから、基本的には、このタイミングでバンバンオイル交換していくのが鉄則なのですが、弊社オイル以外、最少セッションの25分間を70%以内で留められる製品が無いので、仕方がない部分もありますね・・・。

レーシングTaSKの4STオイルは、全てこのタイミングでのオイル交換を推奨しています。(>「有効ライフ一覧表」に表示してある交換サイクルは、上記タイミングになります。)

●STAGE2:~50%(≒新油未使用から50%以内の状態≒新油未使用から50%前後劣化した状態)

この状態ですと、少しづつエンジンにストレス/ダメージが蓄積していくタイミングになります。
(100歩譲っても、この状態/タイミングでオイル交換いていただきたいものです・・・。)
この状態になると/このタイミングでのオイル交換ですと、新油にオイル交換した際、確実にフィーリングの向上(変化)が、はっきり確認/体感できるタイミングになります。
実際のところ、エンジンを大切にしているという方の50%前後は、この状態でオイル交換しているような実感があります。大切にしているつもりだからお早めのオイル交換しているつもりで、その実、オイル交換のタイミングが既に遅いことになるんです。(>実際には、十分手遅れ≒オーバーユースなんです・・・。)

※一般市販油を使用してレースユースの場合、最少セッション単位の25分で、(まともな性状性能の製品で)何とかこの状態でのオイル交換となります。>つまり、走行後にオイル交換が必須になります!
(これすらこなしていないで全日本クラスのレースを行なっている方を、結構多く見受けられます・・・。技術屋(潤滑油専門職)としては正気の沙汰じゃないですね(T_T) だから、レース内容が、客観的な数字ではなく、どんどん「勝った!?負けた!?」的になっていくような気がします・・・。)


●STAGE3:~30~20%(≒新油未使用の状態から30~20%まで劣化した状態≒新油未使用から70~80%劣化してしまった状態)

この状態になると、かなりダメージがエンジンに与えられてしまいます/蓄積されてしまいます。
この状態でのオイル交換サイクルで済ましていると、かなり早いタイミング(走向距離)から、エンジン音の増大や燃費の減少、(オートバイの場合)ミッションタッチの劣化やミッション系のトラブルが生じてきます。
おそらく、ストリートユースの方の大半は、このタイミングでのオイル交換サイクル/タイミングになってしまっていると思われます。
レースユースでも、30%近くの方は、この体たらくじゃないでしょうか?

(こうゆうほとんどオイル交換に気を配っていない方に限って、燃費がどうこうとか、エンジン音がどうこうとか、エンジンフィーリングが!ミッションワークがなんたらとか!?ゴチャゴチャ口に出す方が多いような気がします・・・(>_<))

●SATGE4:20%以下(≒新油未使用の状態から20%以下まで劣化しきってしまっている状態≒新油未使用から80%以上劣化してしまっている場合)

この状態になると、ほとんど「オイルのようなモノ」状態ですから、かなり/著しくエンジンにダメージを与えていきます。
ここまで酷い状態まで使用する方は少ないないといいたいところですが、実は、かなりの%の方が、このタイミングまで使用していると思われます。
何らかのマイナスの劣化フィーリングが体感/確認できる場合は、実はもうこのタイミングまで劣化してしまっていることが多い(※ほとんど)だからです。
多くの方が、思い当たる節があるのではないでしょうか?

また、車両マニュアル/整備マニュアルに記載してある「推奨オイル交換サイクル」は、この状態/タイミングでの交換タイミングとなります。
要は、コンディションを維持するための推奨値ではなく、「壊れるか?否か?/動くか?/否か?」の尺度になります。
(※これ重要ですから、覚えておいた方が良いですよ!)

この状態までオイルを使い倒して、性状性能の善し悪しの比較なんてできません!
(口コミサイトやSNSでは、こんな状態/タイミングでオイル交換を繰返して、モノの善し悪しを一石語っているものが多いので、注意された方が良いと思います。)

▲レース関係でも、これを当たり前にしている方が多いような気がします・・・。こうゆう方に限って「声がデカイ/大きい」ので困ったものだと思いますね・・・。
どんどん客観的な数字から遠ざかり>勝った!?負けた!?みたいな内容になっていきます・・・。こうゆう状態/内容がどんどん大きくなっていくので、レース関係に対する自分の気持ちが、どんどん離れていっているような気がします・・・(>_<)


(話しの流れを戻しますが)現行国産車&CVT車にお乗りになっている方は、実は、ほとんどの方がこのタイミングでオイル交換していると思われます。
(以前から説明している通り、SN/SM規格油(もしくはそれベースの規格外品)で、ただでさえ有効ライフが短い上、CVT車は、ブローバイ自然循環が非常に少ないので>Nox酸化による配合添加剤の変質が尋常じゃないからです。)
このタイミングでオイル交換を繰返していても、すぐに破綻を帰さないのが、現行国産車の「作り込みの妙/素晴らしさ」だと考えています。

コンペティションユースはもちろん行なわないし、ストリートユースでのんびり使用される&車両の交換(買い替え)サイクルが短い(≒例えば走向距離に関わらず4年毎とか)の方の場合は、これでも十分(問題ない)と思われます。
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佐式

Author:佐式
Racing TaSK レーシング タスク/有限会社オフィスタスク 代表の藤野隆司です。

皆さんが、日頃見聞きすることはない/できない情報を提供することで、少しでもお役に立てれば!という思いから、「油屋本舗」を開設いたした次第です。

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