油屋本舗

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元潤滑油 専門職(※守秘義務多々あり)が、皆さんの知らないオイル/添加剤の本当の話/真実/裏話を語ります。

 

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【緊急】オイルの選択>緊急編

こういった話し/内容を、もっとバンバンアップしていきたいのですが、なかなか手が進みません。

たぶん、自分らと一般市販品メーカとで「作り方」(≒取っつき~アプローチ~実作業)が異なっている。
>セールスの方法や中身が全く違う。
>>で、考え込んでいる内に、時間ばかりが過ぎていってしまう・・・。
こうゆうことだと思います。

今は、4輪/2輪、レース/ストリートとも、(いわゆる)シーズン真っ只中ですが、
これは「緊急」に釘を刺しておいた方がよい!!といったことがありますので、要点(ポイント所)だけでも、注意/勧告しておこうと思います。

もう、随分の方/多くの方が、引っかかってしまっているような気がします・・・。


■オイルの選択は「消去法」でふるいに掛けていった方が確実。
■一般市販品で「性状性能が良いもの」は存在しない。>最高で30点(100点満点)
■「性能の良いものを探すな!」>これが地雷原へ踏み込む第一歩
 >「悪いモノ」「問題があるもの」「ツジツマが合わないもの」をどんどん削除していけ。

■(とどのつまり)確実に問題がないと言い切れるものは、「TaSK」「ファクトリーフィル」「国内石油元売り系企業(※上位4社まで)」しかない。

(それぞれの説明/解説は、また後日に致します。)


で、最近特に問題になると思った件を挙げていきます。

●「基油の高極性による高剪断性を謳っているオイル」は、調べる必要もなくNG
●「高い極圧性を謳っているも」も、調べるまでもなくNG

↑ほとんどメリットがないばかりか、深刻なデメリットしかないからです。元々、僕らは(※僕が仕事を始める前から)全く相手にしていないチャプターなんです。(トレンドの変遷じゃないですよ。)

(地雷踏んでしまっている方が相当数いると思いますが)上記の類は、エンジンを稼働していない状態でも、加速度的に各部品が退蝕しまいますから、1分1秒でも早く、オイルフラッシングを行なって、まともなもの(問題のないもの)に変更して下さい。


その他、Facebookやネット巡回中に目についた(気になった)件を挙げておきます。

▲「変成植物油」
>今時使わねぇよ!通用したのは2世代前(≒30年前)ぐらいまで。現在使うのは、大豆等の植物から完全にG5合成油として精製したものぐらい。

▲「湿式クラッチ(オートバイ)」のクラッチプレートに焼けが出ない。
>これ、配合処方に深刻な問題がある典型例。正解は、クラッチプレートの外周部分からゆっくりと中心に焼けが入ってくるです。
(未だに全日本クラスのメカニックでも、こんなアンポンタンなこと言ってる脳無しがけっこういますから注意して下さい。>自分も言われたことあります(笑))

※(↑説明は、また後日にゆっくりしますね。今は、このことだけ覚えておいて/知っていただいておけばOKです。)

▲非常に有名&流通量も多いしが、その実、業界で有名なダメ(<危険レベル)のオイル
>ちょっと具体名は差し控えますが、(おそらく)TOP10に入るんじゃないかという有名なオイル。
>代表性状表を見ても(△所々間抜けな記載/数値がありますが)これほど深刻なものとは思えない。
>バラケ(≒業界用語で、単純な見かけ解析/検証じゃなくて、具体的な構成基剤まで追っかけて各検証試験を行なうこと)をしても、基油のT.P.I(無極性指数)≒140+とそれほど問題になると思えない>が、90-じゃないかと錯覚するほど激しくシール類が膨潤するし、金属粗度も短時間で腐食する。(ダメな意味で)摩訶不思議なオイル(T_T)

自分のユーザーさんには口頭でお話しすることもありますが、購入前問い合せでも、5人に1人は、案の定引っかかってしまっています。

これだけ性状性能が悪く&問題があるのなら、使っても分かるだろうに、ヘッドカバー外してチラ見するぐらいでも分かるだろうに、とにかくよく登場します。

▲代表性状表の一項目だけの善し悪しで、総合的な性状性能の善し悪しと誤解してしまうケース。
どこで見かけたかは忘れましたが、代表性状表の項目の中に「Noack」(≒蒸発生/揮発性の試験)の数値をあげつらえて、あーでもないこーでもないと喜んでいる方が多いようです。

単純に、後先考えずにNoack値を上げようとするなら、基油の極性を上げちゃえばよいので、それ自体は簡単なことです。
ただし、その場合、無極性指数が悪化してしまいますから、相当な問題/デメリットが生じます。
僕らは、極無意識に、まず問題がない≒各構成項目が平均的に持ちあげる≒何かの項目を持ち上げるに他の項目に目をつぶることは許されないので、
Noack値が高い場合は、その他の項目(μとか無極性指数とか)を、必ず合わせてみるわけです。

大抵の社外オイル(特に外国製)の場合、何かの1点だけを盛んにセールストークして、他の項目は黙り(笑)みたいなものが大半です。
(上述した「湿式クラッチのクラッチプレートに焼けが出ない」外国製オイルも、まんまとこの類です(爆))

まずこうゆう記述に注意して下さい。(>掲示板とかコミュとか多いみたいです。)
(これは難しいかもしれませんが)何か1点を盛んにアピールしている場合、対になる項目/影響する項目に問題がないか?疑って掛かって下さい。
(↑触れていない場合は、都合が悪いからですよ(笑))

▲いろいろ試さない!
何か良いものがあるんじゃないか?と、取っ替えひっかえ使用オイルを変えていく方が、かなりいらっしゃいますが、自分から地雷原に踏み込むようなものです。

この業界コスト率が厳しく(厳しい方)、結果、実原価もかなり制約があります。
良いモノなんてあるわけありません!(>変わり者の自分ぐらいです(笑))

コスト率≒5~8%
実原価≒¥80~¥100程度(<標準希望小売価格≒¥3500/Lぐらいの場合)
ですから、あり得ないんです。

自分が、ある程度量が捌ける大手内で、ギリギリ性能が良いものを配合処方しても、原価¥500~¥600/Lが限界です。
(性能は、使用基剤>原価に必ず比例されます。)
ですから、ギリギリ性能が良いといえるもので、実売価(標準希望小売価格)≒¥10000/L以下で、やれるわけがありません!

だから、少々乱暴でも「タスクが使えないなら、純正油か、国内石油元売り系オイルにして下さい!」ってアナウンスしています。
4輪の純正油(ファクトリーフィル)は、汎用純正油といったニアンスから専用純正油という内容に変わってきています。(押し売りする気はありませんから)

社外品で、ファクトリーフィルを越えるなんて(※ライフ以外)、99.99%不可能ですよ。
(やってることが/やってる内容の次元が違いすぎますから。)

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Comments

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Re: エボチェーンルブについて 
> 自転車のチェーンオイルにEVO。Chainlub 使用しています。
> 基本的にふき取りのみでOK,とのことですが、EVO。Chainlubから、
> 他のチェーンオイルに替えたいなどあった時、
> なにでEVO。Chainlubを落とせばいいですか?
>
> 普通のチェーンクリーナーで落ちますか?
> (私はモチュールのチェーンクリーナー使用)
> ご返信、お待ちしています。

EVO.ChainLUBをご利用いただきまして、ありがとうございます。

ご質問の件ですが、一旦チェーンを取り外して、超音波洗浄機に掛けていただくのが宜しいと思います。

金属表面に形成された添加剤反応膜(特殊有機Mo)はかなり強固ですので、チェーンに影響ないチェーンクリーナーや水溶性洗浄剤では除去しきれないと思われます。

作用の強いクリーナーやディグリーザーなどを使用いただければ、かなりのところまで除去できると思いますが、シール類や金属粗度にかなり深刻な影響が出てしまいますので、本末転倒になってしまいます。

(ストレートな物言いで大変申訳ありませんが)ご呈示いただいた製品は、有用溶剤の使用量が多いので、汚れ落ちこそ良いはずですが、使用すること自体NGだと思います。
(このメーカーは、安直に有機溶剤を多用するモノが多いので、使い物になるモノはほとんど無いとご理解下さい。)
ご紹介いただいたブログで、シール類への影響がないとの記述がありましたが、おそらく、自分たちが診るポイントとずれがあるのだと思います。

元々、チェーンクリーナー/チェーンルーブとも、まともなもの(※性状性能の善し悪し以前のレベルになります)が存在せず、むしろ誤った製品/誤った使用方法・解釈が蔓延しているようでしたので、製品化してみた次第です。

ですから、月並みな価格で、弊社EVO.ChainLUBを越える製品は、まず存在しないでしょうし、現れないと思います。
(アプローチの仕方はまだまだネタがありますから、作ることは可能だと思うのですが、EVO.ChainLUBの最低10倍以上の販売価格にならないとツジツマが合わないんです。)
ですから、EVO.ChainLUBから他社品にスイッチされることは、無いのでは?と考えています。

何か思い通りでなかったり、不具合がでた場合は、ほぼ100%使用方法に問題がある場合がほとんどですので、先にそちらを確認して下さい。

ブログ「油屋本舗」>「レーシングTaSK 製品」に、先ほど「■EVO.ChainLUBについての誤解」をアップしておきましたので、ぜひ、そちらをご参照下さい。
やっぱり 
非常に丁寧な回答、ありがとうございます。
やっぱり普通のクリーナーでは落ちないんですね。
(チェーンへのオイルの食いつき方が半端ないので、落ちそうにないと
思いましたが…)
非常に参考になりました。
とても助かりました、ありがとうございます。
承認待ちコメント 
このコメントは管理者の承認待ちです
Re: エボリューシヨンチェーンルブ 
> 自転車のチェーンにナスカルブを使用しています。
> 某ブログで貴社のチェーンルブを絶賛されていたので
> 非常に気になります。
> ナスカルブについては、どうお考えですか?

所用(姪の結婚式で数日帰省しておりました)で、メッセージに気がつくのが遅くなってしまいました。大変申し訳ありませんでした。

ナスカルーブ(同製品にベルハンマーがありますが、製造元>製品は同じと思われます)は、典型的な塩素化パラフィン(塩素系極圧性剤の中でも一番作用が強い塩素系極圧性剤)で、そのことはメーカーも認めている要です。
(ただ、かなり強引といいますか歪曲したアナウンスをしているように思います。)

塩素化パラフィン(※以下塩パラ)を初めとする塩素系極圧性剤は、僕ら専門職はかなり否定的です(全く否定といっても良いです)
僅かなメリットに対して、深刻なデメリットが多すぎること。
法的に厳しく一般販売が規制されている(禁止されている)こと。
以上から、僕らが手を出したりすることは、全くありません。

この辺は、順を追ってきちんと説明していけばご理解いただけると思うのですが、膨大なボリュームになってしまいますので、要点(ポイント)だけ挙げておきます。

■メリット
・高い速効性
・高い洗浄性(>▲実際は、「脱鑞作用」という剥離剤作用に近い作用になります。)
・高い極圧性
・「ストライベック曲線」での、境界潤滑ポイントが30~50%左に延長される。また、その分、EHL領域~境界潤滑までのカーブが寝る(>ここのカーブが寝ると、手回し等の無負荷or無負荷に近い加重条件下では、非常にμ(摩擦係数)が下がったような体感フィールになります。フッ素等の固形潤滑(物理潤滑)も同じことになります。)
・極圧性が向上することにより、ギヤやチェーン等の駆動音は、かなり低減される。

■デメリット
・高極圧性基剤や極圧性剤の濃度を上げる(過多になると)と、その他に配合されている添加剤類の性状がかなりスポイルされる。塩パラの場合はかなり作用が強いため、全くに近いレベルまで作用しなくなります。
・深刻な膨潤性>樹脂やゴム類に対して、激しい膨潤作用がある。
・緩衝作用は高いが、作用のプロセスとして、通常FM剤配合品の数倍から十数倍磨耗する。
・誘錆性が、塩水の数倍~十数倍高い
・μ(摩擦係数)は、下がらない。むしろ上がってしまう。
・一度でも付着してしまうと、除去することが非常に困難(≒過去にたった1回使用しただけで、実質的にリカバリーは不可能になります。)
・法的に、厳しく製造/販売が禁止されている(>ユーザーに対しては、モラル上の問題だけになると思いますが、空き缶を一般家庭ゴミとして出せない(償却するとダイオキシンが発生してしまうから)>日本に数箇所しかないダイオキシン処理施設に廃棄しないと行けない。>これが、実質禁止されている理由だと思います。)


ナスカルーブ等の塩パラ製品を使用すると、速効性も高いですし、ギヤ鳴りもかなり減少するはずですし、軽い負荷(ペダリング)では軽くなったように感じるはずですから、かなり効果的と受けとめてしまうはずです。

ただし、高負荷条件になるとμが下がっているわけではないので、強烈に出力損出(≒要は脚が食われれる)ことになってしまうんです。
あと、室内保管していても、直ぐにオレンジがかった赤色(黄色)に全面に錆が生じるはずです。(>赤錆状というより、全体に色が変色するような感じですね。)


弊社のEVO.ChainLUBは、実は高性能エンジンオイルと配合処方が同じ(似ている)んです。

基油に相当する部分を、ウレア系グリスをベースに数種類の合成油で希釈してジェル状にちょう度を落として、
そこに、減摩剤、清浄分散剤、FM剤、酸化防止剤、極圧性剤、etcを配合処方してフィニッシュしているんです。

特にFM剤部分は、数種類のモリブデン系基剤にオルガニックFM剤(非金属のFM剤)を使用しているのが、低μ特性の大幅な向上の一番の理由になります。
(チェーンの駆動内容/運動内容を考えると、モリブデン系の性状が一番適していると思います。)

あとは、遅効性ですが、高い清浄分散性を有しています。
ここは一番こだわったところでして、一般的にチェーンにチェーンクリーナー類を使用すると、まずアタック(金属表面を痛める)リスクがありますし、なによりピンやローラー内に残留したクリーナー分が、その後に使用するチェーンオイル類の性状を大幅にスポイルしてしまいます。
だから、チェーンクリーナーを使わせないために、ChainLUBに清浄分散性を保たせた訳なんです。
(この清浄分散性は、清浄分散剤に頼らず(むしろ最低限の配合量にして)基油相当部分とFM剤類の「極置換作用」を大幅に挙げることで実現化しています。


さて、ここからが本題なのですが、
残念ながら、一度でも塩パラ製品をチェーンに使用した場合、どんなに洗浄しても除去できないので、弊社EVO.ChainLUBはもう使用できません・・・。(設定した性状が全く立ち上がらないのです。それほど塩素は強い。)

チェーンだけでなく、
・チェーン
・フロント>チェーンリング
・フロント>デレイラ(※アーム部分)
・リヤ>カセット(リヤのスプロケット)
・リヤ>ディレイラAssy
これだけ新品or確実に問題のない部品に交換しない限り、塩パラの影響から離脱できないんです。

なかなか大変なことですから、上記パーツ類を交換するまでor新車に買い替えるまで、当座は、フッ素等(固形潤滑系)チェーンオイルをご使用いただくか(※固形潤滑剤は化学的な作用ではなく物理潤滑ですから、効果は落ちますがまだ使用に耐えます)、このまま塩パラオイルを使用し続けるかになると思います。

 
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プロフィール

佐式

Author:佐式
Racing TaSK レーシング タスク/有限会社オフィスタスク 代表の藤野隆司です。

皆さんが、日頃見聞きすることはない/できない情報を提供することで、少しでもお役に立てれば!という思いから、「油屋本舗」を開設いたした次第です。

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