油屋本舗

油屋本舗

元潤滑油 専門職(※守秘義務多々あり)が、皆さんの知らないオイル/添加剤の本当の話/真実/裏話を語ります。

 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 
 

オイルの交換サイクル>ミッションオイル(オートバイ)

■オイルの交換サイクル>ミッションオイル(オートバイ)

オートバイ等のミッションオイルのほとんどが「ドッグ式ミッション」ですから、結論から言うと「性状性能が優れた4STオイル」の方が向いている/良い!ことになります。
ですから、通常は、エンジン油(4STオイル)をミッションに使用します。

(この件は、また別の機会に説明します。)

ただし、いくつかの注意が必要になります。

●ミッションオイル部分のオイル容量は、低容量の場合が多い。
●ミッションオイル部分は、高い極圧性、その他高加重が掛かるので、配合添加剤の消費スピード/比率が高い。

この2点になります。

要は、どうしても有効ライフは短くなってしまうわけです。
(この点は、「有効ライフ一覧表」にも記載してありますとおり、弊社4STオイルシリーズでも、物理的に避けられない事象になります。)


■ミッションオイル(オートバイ)の交換サイクル

上記のように、どうしてもショートドレンにならざるを得ないので、かなり短い交換サイクルが避けられません。

●ストリートユース:エンジン(部分の)オイル交換×1回につき、ミッションオイル×2回交換の交換サイクル/ペース
●レーシングユース:(※一般市販品の場合)エンジン(部分の)オイル交換と同セットでミッションオイル交換のサイクル/ペース
こんな感じになります。

オートバイの場合、とにかく、バンバン交換していくしかありません!一般市販品を試用している限りは(笑)

ストリートユースの場合ですが、一番良い例/分かりやすい例ですと、ハーレー関係のショップさんでしょうか?しっかりとしたスキルがあるハーレー屋さんですと、エンジンオイル×1回交換につき、ミッションオイル×2回交換ぐらいのペースで、きちんとメンテナンスしてくれます(してくれるはずです)。
(このこと(ミッションオイル部分の交換サイクル)に加えて、そのショップさんが選択しているオイルによって、そのショップさんの程度が分かります/判断できます(笑))
スポンサーサイト
 
 

オイルの交換サイクル>推奨交換サイクル

■オイルの交換サイクル>推奨交換サイクル

先に説明した「オイルの劣化のタイミング/状態」にも説明した通り、
オイル交換の推奨タイミングは、STAGE1(新油未使用の70%以内≒新油未使用の30%落ち以内)になります。

百歩譲っても、STAGE2(≒新油未使用の50%以内≒新油未使用の50%落ち以内)がギリギリだと考えています。

ただし、このタイミング/タイミング以内でオイル交換を行なおうとすると、一般市販品では、かなりショートドレン(≒短い期間/ライフ)は避けられません。

原材料単価に比例せざるを得ません。>むしろ、どちらかというと、他の性状性能を(そこそこ)きちんと持ち上げて、有効ライフに目をつぶるケースが多いように思います。
(>要求された/制限された単価からでは、どうしようもないんです・・・。)

もし、一般メーカーで、弊社4STオイルシリーズの1/2程度の有効ライフを有した製品をリリースしようとするなら、実売価(=販売価格)で、¥10000-/L以上にならなければツジツマが合わないことになります。
現実的には、一般市販品ではなく、車両製造メーカーが、大手請求元売り系特販部にオーダーしたレース用の非売品ぐらいしか実現性は少ないと思われます。
(※ここ10年ぐらいは、こういった自社系列レースチーム向けの特殊品すら存在していない状況が続いているようです・・・(>_<))

☆目先の/単純に右と左を比べて、「高い!安い!」ではなく、ある程度のスパンを見たところからの耐費用効果を考えていただきたいものです!


●ロングライフ(≒ロングドレン)を考えたときの落とし穴
>基油の高極性を謳ったとしても、実際はロングライフ/ロングドレンにならない!

こういったロングドレン/ロングライフを考えるときに、必ず、基油に高極性油を用いて>耐剪断性を上げた製品はどうか?といった話しが出てきますし、実際引っかかってしまっている方も多いと思います。

答えは「NO!」です!

高極性基油(≒無極性指数が低いもの)は深刻な問題があるので、深刻な問題が数多く発生してしまいますから、まず15%以上配合することは無理です。(※後先考えないデタラメ品は別ですよ)
>自ずと、その程度で、有効ライフが大きく伸びることはありません。

しかも、たった10%程度の配合比率でも、配合添加剤類の性状を大きくスポイル(阻害)してしまいます。
添加剤類が、わずかしか~ほとんど効いていない状態になっているわけです。
先に説明したように「添加剤が劣化」もオイルの劣化ですから、はじめから劣化しているような状態ということになります。

オイルの劣化は、「粘度が大きく変化したタイミング」や「添加剤の性状が大きく変化したタイミング」で、一番体感しやすいので、
はじめから添加剤部分の性状(効き)が甘い/少ないと、変化量(減退量/幅)が少ないので、まんまと劣化が少ない!?と錯覚してしまうわけです。
(これが、まんまと引っかかってしまうカラクリの一つです(>_<))

他にも、山ほど問題があるので、僕らはハナから高極性基油は相手にすらしていません!使い物にならない/使い道がないので。

「高極性を謳っているモノは、ハナから手を出すな!!」の理由の一つになります。

 
 

オイルの交換サイクル>オイルの劣化のタイミング/状態

■オイルの交換サイクル>オイルの劣化のタイミング/状態

次に、「オイルの劣化のタイミング/状態」、それぞれに対する補足説明をしていきます。

「オイルの劣化のタイミング/状態」は、大きく分けて4段階と考えています。
(まぁ、これは人それぞれだと思いますが、「オイル交換の(実際の)タイミング」とエンジンへの影響を考えると、大まかにこんな感じで良いと考えています。)


※新油(未使用)を100%として、それぞれ何十%落ち≒トータルで何%状態を維持しているか?をもって説明していきます。


●STAGE1:~70%(≒新油未使用の70%以内の状態≒新油未使用状態から30%以内の劣化の状態)

この状態ですと、実質、オイルに劣化は生じていない状態になります。つまり、エンジンへのダメージは最小限に留まるタイミングになります。
このタイミングで、オイル交換しても、オイル交換後のフィーリングの変化(向上)は、ほとんど(全く)生じないタイミングになります。
エンジンを少しでも大切にしたい/いたわりたい/長持ちさせたいとお考えの場合は、ストリート/レースユース問わず、このタイミングでのオイル交換が必須となります。
(※一般市販油を使用している場合は、ストリートユースであっても、かなり短いサイクルになります!)

※特にレーシングユースの場合、「壊れてから直す」≒「壊れてから直すのは絶対のタブー」≒「壊れてから直すのは一番恥ずかしいこと」ですから、基本的には、このタイミングでバンバンオイル交換していくのが鉄則なのですが、弊社オイル以外、最少セッションの25分間を70%以内で留められる製品が無いので、仕方がない部分もありますね・・・。

レーシングTaSKの4STオイルは、全てこのタイミングでのオイル交換を推奨しています。(>「有効ライフ一覧表」に表示してある交換サイクルは、上記タイミングになります。)

●STAGE2:~50%(≒新油未使用から50%以内の状態≒新油未使用から50%前後劣化した状態)

この状態ですと、少しづつエンジンにストレス/ダメージが蓄積していくタイミングになります。
(100歩譲っても、この状態/タイミングでオイル交換いていただきたいものです・・・。)
この状態になると/このタイミングでのオイル交換ですと、新油にオイル交換した際、確実にフィーリングの向上(変化)が、はっきり確認/体感できるタイミングになります。
実際のところ、エンジンを大切にしているという方の50%前後は、この状態でオイル交換しているような実感があります。大切にしているつもりだからお早めのオイル交換しているつもりで、その実、オイル交換のタイミングが既に遅いことになるんです。(>実際には、十分手遅れ≒オーバーユースなんです・・・。)

※一般市販油を使用してレースユースの場合、最少セッション単位の25分で、(まともな性状性能の製品で)何とかこの状態でのオイル交換となります。>つまり、走行後にオイル交換が必須になります!
(これすらこなしていないで全日本クラスのレースを行なっている方を、結構多く見受けられます・・・。技術屋(潤滑油専門職)としては正気の沙汰じゃないですね(T_T) だから、レース内容が、客観的な数字ではなく、どんどん「勝った!?負けた!?」的になっていくような気がします・・・。)


●STAGE3:~30~20%(≒新油未使用の状態から30~20%まで劣化した状態≒新油未使用から70~80%劣化してしまった状態)

この状態になると、かなりダメージがエンジンに与えられてしまいます/蓄積されてしまいます。
この状態でのオイル交換サイクルで済ましていると、かなり早いタイミング(走向距離)から、エンジン音の増大や燃費の減少、(オートバイの場合)ミッションタッチの劣化やミッション系のトラブルが生じてきます。
おそらく、ストリートユースの方の大半は、このタイミングでのオイル交換サイクル/タイミングになってしまっていると思われます。
レースユースでも、30%近くの方は、この体たらくじゃないでしょうか?

(こうゆうほとんどオイル交換に気を配っていない方に限って、燃費がどうこうとか、エンジン音がどうこうとか、エンジンフィーリングが!ミッションワークがなんたらとか!?ゴチャゴチャ口に出す方が多いような気がします・・・(>_<))

●SATGE4:20%以下(≒新油未使用の状態から20%以下まで劣化しきってしまっている状態≒新油未使用から80%以上劣化してしまっている場合)

この状態になると、ほとんど「オイルのようなモノ」状態ですから、かなり/著しくエンジンにダメージを与えていきます。
ここまで酷い状態まで使用する方は少ないないといいたいところですが、実は、かなりの%の方が、このタイミングまで使用していると思われます。
何らかのマイナスの劣化フィーリングが体感/確認できる場合は、実はもうこのタイミングまで劣化してしまっていることが多い(※ほとんど)だからです。
多くの方が、思い当たる節があるのではないでしょうか?

また、車両マニュアル/整備マニュアルに記載してある「推奨オイル交換サイクル」は、この状態/タイミングでの交換タイミングとなります。
要は、コンディションを維持するための推奨値ではなく、「壊れるか?否か?/動くか?/否か?」の尺度になります。
(※これ重要ですから、覚えておいた方が良いですよ!)

この状態までオイルを使い倒して、性状性能の善し悪しの比較なんてできません!
(口コミサイトやSNSでは、こんな状態/タイミングでオイル交換を繰返して、モノの善し悪しを一石語っているものが多いので、注意された方が良いと思います。)

▲レース関係でも、これを当たり前にしている方が多いような気がします・・・。こうゆう方に限って「声がデカイ/大きい」ので困ったものだと思いますね・・・。
どんどん客観的な数字から遠ざかり>勝った!?負けた!?みたいな内容になっていきます・・・。こうゆう状態/内容がどんどん大きくなっていくので、レース関係に対する自分の気持ちが、どんどん離れていっているような気がします・・・(>_<)


(話しの流れを戻しますが)現行国産車&CVT車にお乗りになっている方は、実は、ほとんどの方がこのタイミングでオイル交換していると思われます。
(以前から説明している通り、SN/SM規格油(もしくはそれベースの規格外品)で、ただでさえ有効ライフが短い上、CVT車は、ブローバイ自然循環が非常に少ないので>Nox酸化による配合添加剤の変質が尋常じゃないからです。)
このタイミングでオイル交換を繰返していても、すぐに破綻を帰さないのが、現行国産車の「作り込みの妙/素晴らしさ」だと考えています。

コンペティションユースはもちろん行なわないし、ストリートユースでのんびり使用される&車両の交換(買い替え)サイクルが短い(≒例えば走向距離に関わらず4年毎とか)の方の場合は、これでも十分(問題ない)と思われます。
 
 

オイルの交換サイクル>オイルの劣化とは?

■オイルの交換サイクル>オイルの劣化とは?

4STエンジンオイル(※一部オートバイ用ミッションオイル)の交換サイクルについて、説明していきます。

(まぁ、いつものように長くなりますから、いくつかに分けてUPしていきます。)


●オイルの劣化とは?

オイルの劣化とは、
「熱、加重等の負荷によってオイルが剪断され、粘度が低下した場合」
「配合添加剤類が、消費されてしまった場合」
↑上記のいずれか/どちらか一方が生じた場合(タイミング)で、「オイルが劣化した」ということになります。


通常は、先に、剪断>粘度低下>粘度が低下すると添加剤の消費スピードがアップしてしまう、の順で劣化して行く場合が多いのですが、
現行規格油のSN/SM規格油のように、元々の添加剤の配合比率が低い(※正確には、添加剤類の性状が機能するための触媒のような作用/機能をする「P」濃度が著しく低い)場合は、先に添加剤が消費>シュウ動抵抗UP>負荷増大>粘度低下という場合がありますから、一概に決めつけた言い方はできないと思いますね。

また、現行国産4輪車が多く採用しているCVT車の場合は、Nox酸化が著しいので、配合添加剤がかなり早いタイミングで変質>機能しないことが顕著になります。
(現行規格油SN/SM規格油でCVT車、4STスクーターの可変プーリー式変速車の場合は、皆さんが想像されている以上に、「オイルの劣化」は早いんです。」


皆さんが一般的に言う「オイルが劣化した」「オイルがタレた」というのは、こうゆうことになります。

ご自身の使用されている車両×選択したオイル×使用用途によって、この「オイルの劣化」はまちまちになります。
この点を、ユーザーさんご自身が、きちんと把握さることが、極めて重要です!


 
<- 08 2013 ->
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

佐式

Author:佐式
Racing TaSK レーシング タスク/有限会社オフィスタスク 代表の藤野隆司です。

皆さんが、日頃見聞きすることはない/できない情報を提供することで、少しでもお役に立てれば!という思いから、「油屋本舗」を開設いたした次第です。

最新トラックバック
全記事表示リンク
アクセス ありがとうございます
FC2ブログ ランキング
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
車・バイク
1801位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
122位
アクセスランキングを見る>>
カレンダー
07 | 2013/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロマガ購読者数

現在0人が購読中です

ブロマガ一覧を見る

ブロマガ購読者向けメールフォーム


Archive RSS Login
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。